SM小説 鞭化粧

泣きむせぶ女たちの夢つづり。本格SM小説集。

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ギボン家を継ぐ女(七話) 

七話 グラントの夜


「ああグラント・・・可愛いわ・・・」
アリシアは、精を放って息の荒い男の肩に頬をあずけ、胸に散
った精液に指先を絡め・・・精液溜まりのできた腹にまで手をや
って、はじめて知る精液というものを感じようとしているかのよう
であった。
「匂うのね・・・不思議な匂い・・・青臭くい草のような・・・」
「お嬢様・・・お手が汚れてしまいます」
「トロトロしてる・・・生卵みたい・・・」
まるでいとしいものを見るように、アリシアは手を鼻先に引き寄
せて、まつわりつく精液を指を開いて凝視する・・・。
「これがグラントの中から出て・・・でもどうやって赤ちゃんになる
のか・・・神秘的なものなのね・・・」
「はい・・・命とはそういうものだと思います」
「でもほんと・・・手が汚れちゃった・・・ぬちゃぬちゃして気持ち
悪いわ・・・舐めて・・・できるでしょう」
「はい」
グラントは白く小さな手を取って、樹液をすべて舐め取って、
そうしたらアリシアが、また腹の上の樹液をすくって舐めさせて。
「美味しいものなの?」
「それは・・・いいえ・・・美味しいものではないかと・・・」
「そう・・・でも、ほんとに奴隷ね・・・何でも言うことをきくんだから。
可愛いわ・・・お父様のような・・・それにここの衛兵たちとか、そ
んな男しか知らないから・・・兵士は嫌い、怖いもの・・・グラント
は可愛い・・・でも・・・」
「はい?」
「後一年、16になってお婿さんを迎えるまでは処女でいなくち
ゃならないの・・・私だって抱かれたいし・・・してほしい・・・もう子
供じゃないんですから」
アリシアは身を起こし、グラントの目を見下ろした。膨らみ途中
の乳房が美しい。乳首が桜色に尖っている。

「ああダメ、可愛いと思えば思うほど虐めてやりたくなってくる。
私はきっと・・・サディスト・・・そういうものへの憧れがあるのでし
ょうね・・・夢に見るのよ・・・」
「夢? それはどんな?」
「私たちを狙った夜這いの男がお屋敷に忍び込み、衛兵が捕
らえるのですけど・・・それがすごく可愛い男の子で、罰として、
その子を私たちの奴隷として躾ていくの。残酷な調教よ。鞭だ
ったりサーベルで肌を傷つけたり・・・だけどそうしていくうち情
が生まれて、私たちはその子を性のペットとして可愛がってい
くのよね・・・ふふふ・・・そのとき私、夢の中で・・・くくくっ」
「は?」
「女の体でいちばん汚いところを舐めさせるの・・・お尻の穴よ。
それにお母様と私のおしっこ・・・体から出るものを飲ませてや
って・・・あらん限りの虐待だわ・・・そしてね、そんな夢を見た翌
朝は決まってぐっしょり濡れている・・・一年ほど前からいやらし
い夢を見る・・・恐ろしい魔女になった私たち親子の夢・・・」
そして・・・アリシアは・・・。

「もしもそんな女だったら・・・この私がよ・・・それでもグラントは
愛してくれる? 私だけでなくお母様もよ。お母様も、あれで激
しいところのある人です。お父様が強すぎて、ずっと隠していた
だけで・・・それにいまは寂しいわ・・・悶々として眠れない夜も
多いと思う」
ほんの一時、声のない時間が過ぎた。

「はい」
「え?」
「お誓いいたします・・・私にとって、それも幸せだと思うのです」
「グラント・・・嘘よ・・・そんなこと、できっこない・・・旦那様になる
人にそんなこと・・・」
「だからこそです、だからこそ・・・」
「どうして?」
「でなければ、妻となるお方は生涯自分を隠していなければな
らなくなります。それは辛く悲しいことだと思うのですよ。奥様も
それはそうでしょうし」
「・・・異才ね・・・あなたには女にどうしようもなく愛される才能が
あるようだわ・・・お母様もきっと、たまらない想いでしょう。女の
尻穴を舐めるなんて・・・おしっこを飲むなんて・・・騎士を目指
す男性には死より辛い屈辱だわ」
「はい、それはきっと・・・惨めだと思いますが・・・」
「なのにあなたは、それでもいいと言ってくれる・・・素敵な人。
ああダメ、大好き・・・抱かれたい・・・私の中で射精してほしくな
る・・・素敵でしょうね、そうなれたら・・・」

「眠いわ・・・もう寝ましょう・・・抱かれて寝たい・・・」


「そうですか・・・そんなことをアリシアが・・・」
「はい。なんというおやさしいお嬢様かと・・・お嬢様はこうもおっ
しゃっておいででしたよ。サディストとなった夢を見る・・・その
中で奥様もまたサディストであり・・・2人で奴隷を責めるのだと。
責めて責めて、でもそうしながら濡れて濡れて、やがて奴隷の
ことを愛してしまうと・・・」
「・・・子供だと思っていたのに・・・ふふふ・・・それで? アリシ
アを抱いた? 処女を奪った?」
「まさか・・・とんでもないことです、後一年とおっしゃって・・・」
「そう・・・」
「はい」
「それでボーイは、そんな話の中でこう言った・・・私はそれでも
お嬢様を愛していける・・・と」
「はい、それは奥様のこともそうですが・・・」
「ええ、それも聞いたわ。言ってたわよ、あの子、ボーイが好き、
愛してしまったって・・・」
「はい・・・嬉しい・・・もったいないお言葉です」
「もう・・・すぐ泣くのね・・・ふふふ・・・私もよ、ボーイが好き、たま
らない想いがするわ・・・けれどね・・・」
「はい?」
「アリシアに言ってやりました、好きなように躾ておあげと。男が
口にした言葉に嘘がないかを確かめてやりなさいと」
「はい」
「今夜もアリシアのところへお行き。あの子がどう変わるのか、そ
れをその身で確かめなさい・・・ふふふ・・・子供だ子供だと思っ
ていたのに・・・ふふふ・・・嬉しいわ、いつの間にか女になって
くれている」

そしてまた陽が傾き、なぜか言葉少なな夕食の時を経て、ボー
イは・・・今夜は着衣のままでアリシアの部屋へと引き立てられ
た。扉を閉ざし、声もなく歩いたアリシアは、まっすぐ壁に向か
い、遺品の中からサーベルを手に取った。歴戦の傷のある、し
かし錆びひとつない見事な名刀・・・切っ先がギラギラ輝き、そ
の刃が、立ちつくすグラントの鼻先にほんの一瞬突きつけられ
て、けれどそれはすぐに降ろされ、アリシアはグラントの胸にそ
っと寄り添い、抱かれていた。
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