SM小説 鞭化粧

泣きむせぶ女たちの夢つづり。本格SM小説集。

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ギボン家を継ぐ女(三話) 

三話 女体の声


ボーイの舌が這うだけで白い裸身がのけ反った。両手を上げ
て顔を隠し、手首の肌を噛んで声をこらえた。
全身の肌がザワザワ騒ぎ・・・どうしたことか蜜が・・・とめどなくあ
ふれてくるのである。
イライザは腿だけは閉じ合わせ、そこだけは舐めさせまいと抗
った。そんなことをさせてしまえば暴走を止められなくなってし
まう。

感じる・・・感じる・・・舐められているだけでガタガタ震える・・・。
私ですらそうなのだからアリシアならイチコロだわ・・・この子に
抱かれ、処女を与えて血を流し、それでもあられもなく声を上
げて果てていく・・・そんな娘の姿が瞼の裏に浮かぶのだった。

でも・・・なんてやさしい・・・欲情ではない奉仕の舌・・・ボーイの
心が舌先から伝わって・・・それが蜜を生んでいく・・・。
下腹の薄い草むらに舌先が這ったとき、イライザは両手で肩を
突いてボーイをはねのけ、怒るように身を起こした。
「そこはいいの! 何様だと・・・」と言いかけたとき、イライザは
声をなくした・・・ボーイのつぶらな2つの目に涙が揺らいでいた
からだ。
「何で? なぜ泣くの?」
「嬉しくて・・・美しい奥様が震えてくださってる・・・そう思うと嬉し
くて・・・」
「震えてる? この私が感じているって言いたいの! ふざけな
いで! 生意気ばっかり!」
ああ可愛い・・・抱き締めてあげたい想いがあるのに、口をつい
て違う言葉が出てしまう。
もしもいま猛々しく押し倒されれば拒めない・・・いいえむしろ、
猛々しい勃起に突かれたい・・・なのになぜ怒りを言うの?

「衛兵! 誰か!」
ベッドの中で毛布にくるまり、イライザは声を上げた。ほどなくし
て、若いボーイとは比較にならない屈強な兵士2人が寝室にな
だれ込んでくるのだった。
「奥様いかがされました!」
「いかがも何も見てちょうだい!この私を犯そうとするのよ。いや
らしく勃起させて・・・連れてお行き! 罰として、その勃起する
モノをちょんぎっておしまいなさい!」
「うわぁぁー、奥様ぁ! 奥様ぁ! お許しをー!」
左右から大根を抜かれるように床から抜かれたボーイは、涙を
流して振り向いて・・・悲鳴のような声を上げた。
後一歩で部屋から消える・・・そんな後ろ姿の白い尻を見送っ
て・・・イライザは言った。
「お待ち・・・いいわ・・・もういい・・・置いて行って・・・」
イライザは顔を覆った・・・どうしてこんなことになってしまったの
か・・・なぜ私は・・・両手で顔を覆いながら、静かにため息を漏
らすイライザだった。

そんなベッドの下に、衛兵から解放されたボーイは駆け寄り、
身を縮めて平伏していた。
「もういいわ・・・ごめんなさい・・・どうかしちゃったみたい」
顔を上げたボーイは泣いていたが、それよりも力なくうなだれ
ているようだった。
「お風呂にします、支度なさい」
「はい奥様」・・・声が小さい。

浴室は寝室の隣り。バスタブの中程まで水を溜め、すぐそばの
竈で湯を沸かしてバスタブに流し込む。
支度が整い、浅く大きな浴槽に裸身を沈めて・・・それからイラ
イザは、ボーイを浴槽に誘い・・・悲しげな目をするボーイの頬
を、そっと乳房に抱き寄せた。
「ごめんね・・・」
「いいえ・・・私の方こそ過ぎたことをしてしまい・・・」
「ううん・・・ごめん・・・怖かったの私・・・」
「はい」
「感じてしまって・・・どうしようもない震えに襲われて・・・このまま
ではおまえが欲しくなってしまうと思い・・・そう思ったら怖くなっ
て・・・だって・・・」
「はい・・・どうぞもうおっしゃらないで・・・」
「うん・・・いい子ね・・・いい子いい子・・・」

湯の中でイライザの手が肌を這い・・・柔らかな勃起を留めるボ
ーイを握り・・・睾丸を揉み上げた。
「・・・おまえ」
「はい?」
「アリシアにやるのが惜しくなったわ・・・アリシアの夫と私の奴隷、
どっちがいいの? もしかしたら・・・ふふふ」
私の夫・・・言えない言葉も心の中に芽生えていた。夫を失い、
ずいぶん男に抱かれてきたけど、この子ほど心を溶かしてくれ
た者はない・・・孤独だった時間を思い知るイライザだった。

ボーイはそれには応えなかった。ただ静かに乳房に甘え、そっ
と手をくぐらせてイライザを抱く・・・もういいよ、言わなくていいん
だよ・・・苦しまなくていいんだよ・・・とでも言うような抱擁だった。
この子、18? 恐ろしく大人の男を感じてしまう。

「いろいろあったのね・・・きっと・・・」
「はい・・・いろいろ・・・私には姉がいますが・・・」
「うん知ってる、ジュリアよね」
「はい。その姉は・・・父の・・・実の父の情婦です・・・そして母は
外に男を飼っていて・・・いろいろと・・・」
「そう・・・」
「はい・・・ですから私は・・・」
「うん?」
「誉れあるギボン家の婿など、とても・・・光栄ですが、私には奴
隷こそふさわしい・・・」
「やめましょう、こんな話・・・もういいわ・・・」
「はい」
「娘は・・・アリシアは天使よ。でも私には女神と魔女が同居して
いる。奴隷とはつまり魔女の下僕。恐ろしい女なのよ私って。
魔女として満たされない限り、女神の私は微笑まない・・・」

それでもボーイは何も言わず、ただ女体を抱く手に力を込めた。
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