SM小説 鞭化粧

泣きむせぶ女たちの夢つづり。本格SM小説集。

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ギボン家を継ぐ女(二話) 

二話 ギボン家の噂


俯せに横たわる神々しいまでのイライザの裸身をくまなく揉み
ほぐしたとき、イライザの白い手が背後に回され、若く天を衝く
ボーイの勃起をふわりとくるみ、イライザは言った。
「ふふふ・・・熱い・・・こうされて幸せでしょう?」
「はい奥様、夢のようです」
「それはそうでしょう、社交界で私は・・・」と言いかけてイライザ
は裸身をずらし、仰向けに向き直って妖しく笑った。
 
ボーイは、あのサロンにまつわる、ある噂を知っていた。上流
階級の貴婦人たちの集まるサロンには、光の側の社交の裏に
闇の側のサロンもあって、集まる若い男たちが次々に消えてい
る・・・。
このイライザも、そうした貴婦人たちの一人であること・・・しかし
男たちはそれを望んでやってきている・・・自分もそうだとボー
イは思った。ボーイはマゾではなかった。ただ、うわべだけの
心を見ることがイヤだった。人生をかけていいと思っていた。
「おまえはマゾ・・・ではないでしょう?」
「はい。ですけどそれも奥様のお心のままに。私はただ・・・」
「うん? ただ、なあに?」
「心だけを見ていたい」
「心だけとは?」
「人は・・・目に映る体の中に心を持って・・・表向きには男の心
と女の心・・・けれどそれさえ見せかけで、その内側に男でも女
でもない人の心・・・さらに内側に本能を持っている・・・私は私
の本能にウソはつけない・・・ですから私は・・・」
「ふふふ、私の本能だけを見ていたいと?」
「はい。ですがそれは奥様だけのことではなくて、アリシア様も、
すべての女性の・・・」
「ふん、生意気ね、わかったような口をきく・・・でも・・・その歳で
哲学者と言うのでしょうか・・・不思議なボーイ・・・」

あのサロンで、イライザというだけで男たちは媚びてくる。けれ
どそこがボーイは違った。媚びるのではなく、ただまっすぐ心
を向ける・・・そのときイライザは、グラントという18歳の若者に
鏡を見た・・・この子は鏡・・・自分の姿をそのまま映してくれる
鏡なのだと考えた。自分でも気づかない自分の嫌なところを気
づかせてくれる・・・この子にウソはつけないとそう感じた。
イライザは少しムッとした。この私をよくも裸にしてくれた・・・美
辞麗句やポーズの裏側をよくも見透かしてくれたわよ・・・と。

そしてボーイに何かを感じた。男としての才・・・そこらの男の子
とは異質のもの・・・そしてとっさにアリシアの姿が浮かんだ。母
として、もしやこの子こそふさわしいのではと直感した・・・。
ベッドの下に膝で立つボーイの勃起を手にくるみ、少し強く握
りながら、ごく自然に目を閉じるボーイの姿を、イライザは見つ
めていた。

「気持ちよさそう・・・うふふ」
「はい・・・感謝いたします、夢のようです」
可愛い・・・そう感じたとき、イライザは、やさしさが裏返る女の想
いを感じていた。この子ならきっとアリシアを満たしてくれると思
えるから・・・イライザは不思議な嫉妬にかられていた。
「射精なんてさせないから」
「はい」
「ずっとよずっと。悶々として苦しみなさい」
「はい奥様。どうぞお心のままに」

笑った・・・ボーイが笑った。それも、嬉しそうに・・・幸せそうに
笑っている。マゾ男の幸福のようでもあり・・・しかしむしろ女を
屈服させる勇者のようでもあり・・・そんな奥深さを、わずか18
の小僧が持っていようとは・・・心・・・心の中に本能があるとボ
ーイは言った・・・この子の本能は・・・本当の姿は何なのかしら。
社交界の裏側で男のすべてを知り尽くしたイライザがはじめて
出会う男であった。

イライザの本能が騒いでいた。このままではいけない・・・アリシ
アがライバルになってしまう・・・娘の夫などにするものか・・・そ
んな想いが生まれたら・・・キュンと心の鳴るような・・・まさかね、
この私がこんな小僧に・・・まさかよね・・・。

「あら、いやらしい・・・ヌルヌルしてきた」
「はい・・・震えています・・・悦びに心が濡れて感じます・・・」
「生意気ね・・・いっぱしの口をきく・・・ふふふ」

面白い・・・この子は面白い・・・たまらない想いが衝き上げて、
それが魔女の自分を目覚めさせてく・・・。
夫は騎士よ・・・勇者だったわ・・・でもだから、決して私は魔女
にはなれず・・・包み隠して生きてきた・・・。

「生意気の罰です! 全身くまなくお舐めさない! お風呂に
入ってない汚れた私を綺麗になさい! 女を感じて苦しいほど
に勃起させててればいいんだわ!」
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